「50戸連たん制度」とは、本来であれば住宅や商業施設を建てることが認められていない
「市街化調整区域」でもある一定の条件をクリアしている地域には建物を建てても
良いとする制度のことです。
土地には「市街化区域」と「市街化調整区域」があります。
これは各地方自治体ごとに指定されています。
「市街化区域」とは、街を活性化させる為の地域です。
市街化区域には人が生活をしやすいようにインフラの整備など積極的におこなわれています。
「市街化調整区域」は、市街化を抑制する区域を指します。
人が住むための住宅や商業施設などを建築することは原則認められていないエリアです。
岡山市では現在「市街化調整区域」であっても地方自治体に申請をすることで
住宅を建設できる場合もあります。
「ドーナツ化現象への対策・コンパクトシティの実現」が理由に挙げられています。街の中心部に人口が集中すると、だんだんと土地の価格が高騰していきます。 すると生活しやすい郊外へ移り住む人が増えていきます。
郊外に人が移り住むと郊外の土地開発が進み本来にぎわうはずの
街の中心部の人口が減ってしまいます。
人口の少ない街の中心部を人口が多い郊外地区が取り囲むドーナツのような形になることを
ドーナツ化現象といいます。
郊外のあちこちに商業施設や病院などの施設が建設され住民が広範囲に広がると、
それを整備する為に費用がかさみます。
それを防ぐ為に生活するうえで必要な住宅・商業施設・交通機関などを
一定の範囲に集めた都市=コンパクトシティを作り、人口を一定の地域に集めよう!
といった取り組みです。
50戸連たんが廃止されると新しく家を建てることも
売却をすることも難しくなってしまいます。
現在「市街化調整区域」に空き家や空き地を所有されている方や、
「市街化調整区域」の土地を相続する予定の方で、
農業をする予定がない方はお早めの売却をおすすめします。
空き家、空地の査定・売却に関するご相談などお気軽にお問合せください。
お客様にとってよりよい方法をご提案させていただきます(^^)