2025年04月18日
【岡山市空き家買取】所有者様が県外にお住まいでのケース
【お客様について】
・物件所有者は80代の男性
・所有者は高齢で認知症が進んでいる為、娘さんからのご相談
・関東在住
・物件は第三者に賃貸中 (お父様が施設に入ってから3年以上
物件を確認しに行けていないので住んでいるかは不明)
【ご相談を受けて当社の動き】
物件所有者の娘さんからお電話をいただきました。
もう何十年も前に県外に移住されており、空き家となっていたご実家を賃貸にだして
おられましたが、物件所有者のお父様が高齢になり管理することが難しくなったことや、
建物の老朽化、また賃借人から数年家賃が滞っていることでご相談をいただきました。
賃借人からの家賃が数年滞っているが、そもそも今現在もまだ居住中かどうかも
確認がとれないとのことだったので当社が遠方にお住まいのご相談者様の代わりに
物件を確認しに行きました。
玄関に呼び鈴もなく、パッと見た感じは空き家に見えましが、裏にまわると
窓が少し空いていて中からテレビの音が、、
空いている窓から何度か呼びかけましたが反応はなし。
表にまわって玄関から何度か呼びかけると人が出てきました。
なんと、家賃を支払わずいまだに居住していたようです(・_・;)
持ち主が売却を希望している旨を説明させていただきました。
その後、 所有者の娘さんにまだ居住していたことを伝えるととても驚いておられました。
【お客様のご要望を確認】
現状の物件情報を伝えたうえでお客様がどうしたいか要望を聞きます。
・家賃を払っていないのに、家を管理しているからと逆に請求書を送ってきたり、
以前お父様が岡山へ物件の管理に訪れた際、敷地に入ると怒鳴られたことがあるとのこと
から賃借人と直接かかわるのは怖い。
・賃借人も高齢の為、火の不始末や孤独死などがあると困るので早めに売却したい 。
・所有者のお父様はご実家に思い入れがあるのでなかなか家族が話をしても売却すること
に納得してくれないのでできれば一緒に説得をしてほしい。
以上の点をお話しいただきました。
仲介売却だと売却までに時間がかかってしまう恐れがあるので
今回は買取をご提案させていただきました。
買取で名義がかわれば、賃借人とのやりとりも当社が全て請け負うので
面倒や心配もなくなります。
買取金額を提示し、ご納得いただいたうえで物件所有者の
お父様への説得の為、関東に出向きました。
認知症の進行が見られるため、サインをいただくのが難しいということで
ご家族の同席のもと、会話を録音させていただきました。
物件をこれから相続するであろう娘さんが管理していくことが難しいので
売却を希望していることを丁寧にわかりやすくお話しさせていただいたところ、
時間はかかりましたが所有者のお父様にも売却をご納得していただけました。
【最後に】
その後、無事に売却が完了し、所有者の娘さんはとても安堵しておられました。
ご自身が生まれ育った家には皆さん少なからず思い入れがあると思います。
そのお気持ちはとてもよくわかります。
今後使い道があるのなら残しておくという選択肢も良いと思います。
しかし管理が難しくなって荒れ果てた空き家は近隣にお住いの方に迷惑をかけてしまい
ますし、火事を起こしてしまった場合にはとりかえしのつかないケースもあります。
長年支払い続ける固定資産税も馬鹿になりませんよね。
ご自身が元気なうちに然るべき手続きをしておくことも大切なことではないでしょうか。
不動産の売却は”おうちの窓口”にお任せください!